特徴:
ミルクシスルは2000年以上の昔から、薬として使われてきました。特に様々な肝臓の疾患を改善することで知られています。17世紀にはイギリスの医師カルペパーが黄疸の治療に使用したそうです。ミルクシスルの黒く光った種子には、肝臓を守るシマリン(silymarin)が多く含まれています。シマリンは抗酸化剤であり、キノコの毒素にあたった人にも処方されたりします。理由は、毒素が体内にまわる時間を遅らせ結果として、身体を危険な状態にならないにしているといわれます。これは、古代に毒蛇に噛まれたさの治療薬としてミルクシスルが使用されたことに共通します。シマリンの効果効能は、胆汁の分泌を促進し肝臓の機能を高めるだけでなく、肝炎から肝硬変などへの移行を防ぐなど、様々な肝臓関連の病気にその効果を発揮する為に、ミルクシスルを含有した多くの医薬品が開発されています。ハーブの中でも、その効果効能の理由が良く解明されているといえます。
シマリンは肝細胞に直接作用し、肝細胞の再生を促進し、肝機能を向上させる事が分かっています。シマリンの有する抗酸化剤としての働きは、肝臓以外にも、胃や腸に良い働きをすることも分かっています。シマリンについては、インターネットで多くの記述がありますので、是非参考にして下さい。
抗酸化物質のシリマリンの働き:肝臓の解毒機能を促進、肝機能低下を正常に戻す、血清中の中性脂肪やコレステロールを下げるなどが、臨床試験により確認。このような働きから、医薬品として使用。
グルタチオン:毒素を中和する働きのアミノ酸系の物質です。肝臓の機能が低下するとこのグルタチオンの量がかなり減少します。いくつかの研究で、ミルクシスルの服用でグルタチオンの減少を防ぐと同時に、35%も増大させると報告されています。
- 臨床報告:急性肝炎を発症した2500人を対象に、ミルクシスルを処方した結果、肝臓機能の改善が顕著に見られ、多くの人が気分が良くなったことを報告している。1998年の臨床では、肝臓機能の改善と早期回復が報告され、入院期間の短縮につながったとの結果が出ています。
1989年の慢性的なアルコール中毒症の患者を対象に行った臨床では、6が月のうちにミルクシスル服用の患者の肝臓機能の改善や正常に回復などが報告されています。アルコールの過剰摂取は、肝臓内のグルタチオンの減少を引き起こし、結果として解毒機能の低下になりますが、ミツクシスルの服用がグルタチオンの増大をもたらすと同時に、肝細胞を再生し、肝臓の働きを正常に戻すと結論付けています。 |
| 適応症状:肝炎など肝臓の病気、、肝細胞の再生活性化、アルコール中毒症 |
ハーブの使用方法:アルコール中毒症や肝臓の病気に対して、1日400
to 600 mgのミルクシスルの抽出物を摂取する事が一般的です。シマリン含有量が70%から80%が目安です。ハーブティーとしての効果は期待しない方が良さそうです。シマリンがあまり含まれていないことと、水に溶解しないことが理由です。効果が出るまでは、少なくとも1,2週間は見てください。慢性的な肝臓病の場合には、2,3ヶ月の期間で効果を計ることをお勧めします。食前30分の服用が効果的です。
胆石の場合は、100mgから150mgを1日2回から3回が目安となります。
- ダンデリオンとの混合が、ミルクシスルの効果を増大させると言われています。
|
使用上の注意:
ミルクシスル使用の副作用は特にないといわれます。一般的に他の薬を服用している方は、医師にご相談下さい。上記に記載の特徴や適応は、古くから知られているこのハーブの効果効能を参考にしていただく為のものであり、薬として飲用を推奨するものではありません。ご了承下さい。このハーブの飲用により体調不良などを起こした場合は、すぐに飲用を止めて医師に相談するなどして下さい。ハーブは自然のものなので、副作用等は基本的に無いか少ないものですが、ご自身が求める症状の改善が見られない場合は飲用を止めて専門家にご相談下さい。妊
娠中や授乳中の方が使用しても安全とされていますが、ハーブの効果効能は100%解明されていない為に、必ず医師や専門家に相談して下さい。
肝臓病の自己診断は危険につながりますので、使用にあたっては医師の意見を聞いてください。
大変安全なハーブですが、過量の服用は下痢を引き起こす事が報告されています。下痢などの不調に気づいた場合には、使用を中止して、医師に相談して下さい。 |
| ダンデリオン 特徴:
Dandelionの名はフランス語の"dent de lion゛ライオンの歯から由来しています。ヨーロッパではその薬効から栽培されていましたが、アメリカでは日本同様に厄介な雑草とみなされてきました。しかし、1670年設立のイギリスの会社ハドソン ベイ社のカナダの従業員宛向けに豊富なミネラルとビタミンを含有するダンデリオンの根を栄養補助剤として配って以来、イギリスからの移住者が家の庭などで栽培をはじめています。何世紀にもわたって、ダンデリオンの根やダンデリオンの葉は、消化促進や肝臓機能強化に良く働く事から人気があります。今では、ガンの治療薬にその成分の研究をする会社もでています。ダンデリオンが糖尿病の血糖値を下げるとも言われています。 |
| 使用上の注意:ダンデリオンは安全なハーブとされていますが、過剰な飲用は副作用として胃の不快感、下痢などが報告されています。妊娠中、授乳中の方はダンデリオンの根、葉のハーブティーの飲用を避けてください |
| その他、他の薬を服用している方は、医師にご相談下さい。上記に記載の特徴や適応は、古くから知られているこのハーブの効果効能を参考にしていただく為のものであり、薬として飲用を推奨するものではありません。ご了承下さい。このハーブの飲用により体調不良などを起こした場合は、すぐに飲用を止めて医師に相談するなどして下さい。 |